どうも。しのぶです。
大型で非常に強い台風14号は、
9月18日現在
九州南部付近にあって
1時間に約25kmの速さで
北西へ進んでいます。
近畿の警報発令、学校・交通機関への影響が
いつまでになるか?

気象庁の予測をみていきましょう
※9月20日 朝6:00の時点で
近畿圏の暴風警報は解除されていました※
※各交通機関は朝7時には動き出しました※
※台風は気象庁の予想より北にそれた
模様です※
近畿圏の暴風警報 いつまで?
気象庁の公式発表によると、台風14号の暴風は
「近畿地方では18日(日曜)夕方から
20日(月曜)にかけて
猛烈な風や非常に強い風が吹くでしょう」
暴風警報は、「平均風速が
おおむね20m/sを超える場合」
「暴風により重大な災害が発生する
おそれがあると予想したとき」
という基準で発令されます。
風速10~15メートルで、人は歩きにくくなります。
【18日に予想される最大風速(最大瞬間風速)】
近畿北部陸上 12メートル(25メートル)
近畿中部陸上 15メートル(30メートル)
近畿南部陸上 15メートル(30メートル)
風速20~30メートルは、立っていられないほどの強風
【19日に予想される最大風速(最大瞬間風速)】
近畿北部陸上 25メートル(35メートル)
近畿中部陸上 25メートル(35メートル)
近畿南部陸上 20メートル(35メートル)
風速40メートルは、石や軽自動車・看板が飛ばされ家屋が壊れます
【20日に予想される最大風速(最大瞬間風速)】
近畿北部陸上 25から29メートル(35から45メートル)
近畿中部陸上 25から29メートル(35から45メートル)
近畿南部陸上 20から24メートル(30から40メートル)
こうしてみると、近畿地方では19日、20日とも
暴風警報が出ている可能性が高いですね。

近畿圏の大雨警報 いつまで?
気象庁の公式発表では、近畿地方は
「19日から20日にかけて
非常に激しい雨の降るおそれ」
「総降水量はかなり多くなる」
となっています。
大雨警報は、「1時間雨量が50㎜以上」
「大雨による重大な災害のおそれがあると
予想した時」
という基準で発令されます。
なお気象庁では、土砂災害、浸水災害の指標と
雨量をセットで発令検討します。
24時間降雨量で200ミリは災害発生レベル
といわれています。
近畿地方における予想雨量
【19日12時から20日12時の24時間降水量】
近畿北部 100から200ミリ
近畿中部 200から300ミリ
近畿南部 200から300ミリ
近畿地方の年間雨量は、1300ミリほどですので
24時間で200ミリの雨量のすごさを
想像いただけるのではないでしょうか?
こうしてみると、近畿地方では
19日、20日とも大雨警報(土砂災害・浸水)が
出ている可能性が高いですね。

※指標
「土壌雨量指数」
読んで字のごとく、
土壌へどれだけの雨量があったかにより
土砂災害の危険性があるか
「流域雨量指数」
上流でどれだけの雨量があったかにより
下流で河川の増水氾濫による
洪水の危険性があるか
交通機関への影響は?計画運休は?
JR西日本・近畿エリアの
運行情報をみていきましょう。
【大阪環状線】【JR京都線】【JR神戸線】【学研都市線】
【おおさか東線】【関西空港線】【奈良線】
台風 運転取り止め
9月19日昼頃から順次本数を減らして運転し、概ね18時頃までに
すべての列車の運転を取り止めます。
9月20日についても朝の通勤・通学時間帯で運転を取り止める予定です。
JR西日本は計画運休ですね!
阪急電車・阪神電車は18日午後現在は
計画運休の予定は発表されていません。
公式ホームページでは、
※台風接近が予報されています※
「ホームページ、公式Twitter、駅掲示板を
運行情報をご確認ください」
となっています。

新幹線も計画運休ですね。
「山陽新幹線は、19日始発から終日運転を見合わせ」
「東海道新幹線は、19日に午後2時から新大阪ー名古屋間で
運転取りやめ、大幅な本数の減少」
それぞれ18日正午にすでに発表されています。
比較される伊勢湾台風とは?
今回の台風14号、「伊勢湾台風なみ」と
紹介する気象予報士もいましたね。
過去に学ぶという事で、
伊勢湾台風をみてみましょう。
1959年(昭和34年)9月26日18時頃、
台風15号が和歌山県潮岬の西に上陸しました
上陸後も勢力を維持し、本州を縦断したため
紀伊半島から東海地方を中心に甚大な被害と
死者・行方不明者数 5,000人を超える
明治以降の台風災害では最悪の惨事となりました。
当時の記録では、中心付近の最大風速は
165ノット(約84.9m/s)を記録したとあります。
夜 寝ている間に屋根がとばされたり、
家屋が天井まで浸水してしまったり、
町ごと洪水に飲みこまれて海のようになった
地域もありました。
経験した方々は「備えの大切さ」をいまも
語り継がれています。
今回の台風14号でも、京阪神へは
台風は18時以降に接近となっています
「結果的にいつも台風は近畿にこないしなあ」
と考えず、しっかり備えましょう。

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