どうも。しのぶです。
世界ふしぎ発見!で特集されたり
ミュージカルが
東宝、宝塚で絶えず上演される
「エリザベート」

エリザベートのダイエットは
過激で有名です!
ヨーロッパ1の「美貌の皇妃」とうたわれた
エリザベートは、スマートな体型を保つために
自己流の過激なダイエットを
おこなっていたことでも有名です。
エリザベートの体重制限とは?!
エリザベートの身長は、
172cmと女性にしては高かったですが
ウエストは51センチ、
体重は47キロという驚異の痩身でした。
そしてそれを維持するため、
エリザベートは1日3回の体重測定
を行ったといわれています。
その理由は常時、
「体重50㎏以下をキープする」ため。
ミュージカルの歌詞にもあります
『皇后のつとめは美貌に磨きをかけ
帝国の威信をしめすこと』
息子フランツ・ヨーゼフの育児を
姑のゾフィ太皇妃にとられ、
オーストリア帝国・皇帝の夫は
真面目で政務に超多忙。
そんな環境のなかでも、
エリザベートはその美貌で
帝国内、ハンガリー等で
人気を博していました。
彼女も『自分の存在価値』をそこに見出し
美貌と痩身のキープに、
狂気に等しい情熱をかたむけたのです。

エリザベートのダイエット食とは?!
エリザベートはシェーンブルン宮殿でも
生涯の旅先の別荘でも
料理人の料理には手をつけず、
独自のダイエット食を貫いていました。
【エリザベートの食事】
①果物をしぼった汁(オレンジなど)
②ミルク、もしくはヨーグルトの上澄み(乳清)
③子牛のステーキをプレスした肉汁
④卵(卵白のみ)
こんなものばかり食べていたと
言われています。
ミュージカルの歌詞にもありますね
『皇后さまは、1日に卵3つと
オレンジ2つしか召し上がらず…』
なお、甘いものは好きだった
とうことでウィーン名物の
「ザッハトルテ」はエリザベートの
大好物だったと言われています。

ウィーンのホテルザッハーの
カフェ ザッハーにはエリザベートの
肖像画が置かれています。
いつの時代も、デザートは「別腹」
エリザベートでさえも例外ではなかった。
エリザベートの運動療法も過激!
エリザベートは食事のダイエット
のみならず、過激な運動も日常的に
おこなっていました。
ウィーンの王宮のシシーの部屋
(シシー=エリザベートの愛称)
には、エリザベートの使用した
体操器具が展示されています。

ミュージカルの歌詞もこうです
『皇后さまは、1日最低3時間の
器械体操に励み…
体型を維持しておられるのです』
このほか、数時間ぶっとおして
「競歩のような速さで歩く」
ことも日課としていました。
エリザベートは
お付きの女官にも同じ速度で
歩くことを求めたため
女官たちが「ハアハア」と
呼吸困難であったという
逸話もあります。
乗馬も大好きで、いつも横乗りで
宮殿から旅に出ては
旅先で乗り回していました。

扇で顔を隠す理由はダイエットが原因?!

エリザベートの肖像画で
扇を手に持った有名なものが
ありますね。
エリザベートは、宮廷嫌い
貴族相手にも好き嫌いが激しく
常に扇で顔を隠していたという
説がありますが、
実は、年をとっていくにあたり
若いときからの過激なダイエットのせいで
顔のシワがひどくなり、シミも目立つように
なってしまったことから
エリザベートの晩年の姿では、
いつも顔に黒いベールをかけたり
扇で顔を隠している、という説も
あります。
また、姑のゾフィー大公妃が
お見合いの席でエリザベートに
「歯が黄色い」と非難したため
エリーザベトはそれを気に病んで
扇子で口を隠しているという
説もあります。
いずれにせよ、
ヨーロッパ1の美貌の皇妃
エリザベートは
美貌と痩身を維持するために
過激な生活を送っていたことは
まちがいなさそうです。
出典:『ハプスブルク家の食卓』
『エリザベート 栄光と悲劇』
『エリザベート 愛と死のロンド』
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