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【チャツネ】アレルギーはだいじょうぶ?果物アレルギーが食べられる調味料なの?

時事ニュース

最近、大手食品メーカーの
カレーにも「チャツネいり」商品がでるなど
よく目にする新しい調味料「チャツネ」

お子様むけの甘口カレーにも
大人の料理教室でも
使われています。

食物アレルギーはだいじょうぶでしょうか?

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チャツネとは何ですか?

新しい調味料「チャツネ」
中身は何でしょうか?

野菜や果物に香辛料を加えて
漬けたり煮こんだりして作った
おもにインド地方の調味料。


インドの料理には欠かせない
ペースト状の調味料です。

見た目にはジャムのような、
とろりとした固めのソースのような
ものが多いです。


地方によっては固形のもの
果物や野菜の形を残したものも
あります。

味は、甘いもの、酸っぱいもの
辛いものなど色々な味つけのもの
があります。

カレーを煮こむ際にチャツネを加えると
コクやうまみが出たり
料理の薬味、揚げもののたれなど
にも使います。

チャツネの種類としては、
アップルチャツネ、バナナチャツネ
マンゴーチャツネなどがあります。

となると、果物アレルギーのひとは
この調味料を食べても大丈夫?
と考えてしまいますね。

ハウス食品株式会社 公式サイトより

※出典:ハウス食品株式会社 公式サイト

果物アレルギーは最近 増えている?

まず果物アレルギーについて。

果物アレルギーは、
アレルギー対象となる
果物を食べたときに生じる
口腔内にかゆみや腫れがおきる

症候群です。

花粉症の患者のおよそ10%に
合併して発症するといわれています。


花粉症は、いまや国民の38.8%
(3人に1人)にあるといわれ、
もはや「国民病」

国民の3%に果物アレルギーがある
という計算になりますね。

最近は小学生や、20~30代で
花粉症にかかる人も多いですから

花粉症の患者の増化にともない、
果物アレルギーも増えていると
考えられていますね。

果物アレルギーは
医学的には正確名称は、
「口腔アレルギー症候群(OAS:果実野菜過敏症)」
といいます。

口腔アレルギー症候群は
口の中の粘膜に果汁が触れて
発症します。


唇が腫れたり、口の中がかゆくなります。

多くの場合、食べて5分以内に症状が出ます。
主に口の中だけで反応が起きます。

ナッツ類アレルギーや蕎麦(そば)アレルギー
のように重篤な呼吸困難症状や
全身症状がでることは「まれ」と
いわれています。


それでもアレルギー症状はこわいですよね。

花粉症患者は、果物アレルギーになりやすい!?

花粉症患者は、そもそも
果物アレルギーになりやすい
とされています。

シラカバの花粉が
アレルゲン(原因物質)の
花粉症の患者さんは、

バラ科の果物
(リンゴ、モモ、サクランボ)で
果物アレルギーがおこりやすく


イネ科のブタクサが
アレルゲン(原因物質)で
花粉症になっている患者さんは、

ウリ科のメロンやスイカで
アレルギーが起きやすいことが
わかっています。


なぜでしょうか?

それは、
アレルギーを起こすアレルゲンの構造が、
花粉と果物でよく似た構造
となっているからです。

我が子は赤ちゃんのときから
リンゴを食べていましたが
小学生低学年になって
リンゴを食べると口の中にかゆみを感じる
と言い出しました。

そのころ、病院の小児科で花粉症の診断を
受けたばかりでした。

そのため、あらためて小児科を受診したところ
「典型的な花粉症と果物アレルギーが
 合併したケース」といわれました。

果物を口にして、かゆみなど
違和感があっても、それがアレルギーか
わからない人がほとんどです。

でも、もし花粉症ももっているなら
「果物アレルギーかな?」と
疑ってみてもよいかもしれません。

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【チャツネ】果物アレルギーの人はだいじょうぶ?

さて、
野菜や果物に香辛料を加えて
漬けたり煮こんだりして作った
「チャツネ」


果物アレルギーのひとは、
食べてだいじょうぶでしょうか?

答えは、十分な加熱をすれば
「たぶん、だいじょうぶ」
(※100%ではありません)

口腔アレルギーを起こす
果物のアレルゲンは
熱に弱いといわれています。


つまり果物アレルギーでは
加熱すれば、対象の果物でも
食べることができます。

例えば、リンゴの場合は
アップルパイやジャム、
加工品のジュース(加熱したもの)
であれば大丈夫といわれています。

我が子も、生の果物は食べませんが
果物のパイ、菓子パン、ジャム、
果物ジュース(生絞りではない加工品)は
食べています。

ただし、「健康にいいから」と
スムージーを飲むことは
「禁止」と伝えています。
スムージーは、だいたい生ですからね。

リンゴ、モモ、サクランボ
メロンやスイカ
外国の果物ですと、キウイやマンゴー

それらの果物を食べて、
口の中にかゆみ等がある人は

病院でアレルギーの検査を
受けることをおすすめします。


きちんと病院で血液検査や
皮膚のパッチテストをすれば
アレルギーかどうか判定できます。

お子さんなら小児科で
アレルギーを診ている先生に

大人なら耳鼻科、皮膚科。アレルギー外来で
検査してもらえます。


血液検査では、アレルギーはアレルゲンに反応する
血清特異的IgE抗体が増えていることで
診断できます

食物アレルギー診療ガイドライン2012
消費者庁ホームページより

ただし、主要な食物であれば
どれがアレルギーの原因か
血液検査で診断してもらうことが
できますが

果物は、1つ1つは血液検査では
調べられないので

本人が食べてかゆかったものは
今後 食べない等の指導をうけることに
なると思います。
我が子はそんな感じでした。

ナッツ類や蕎麦(そば)アレルギーは加熱してもダメ!

同じ食物アレルギーでも、ナッツ類や蕎麦は
果物アレルギーとは違います!

「即時型」とよばれる
ピーナッツやくるみ等のナッツ類や
蕎麦(そば)アレルギーは、

加熱しても食べられませんので、
厳重に注意してください。

アレルギーは自分で判断せず、
病院の小児科、耳鼻科、皮膚科を
きちんと受診しましょう。

また、学校給食の現場では特に、
保健師、栄養士、教師は
『アレルギーには詳しくありません!!』

食べて、口や喉がおかしい、と感じたものは
無理して食べず、残してください。

あたらしい調味料「チャツネ」

加熱してあるものであれば
果物アレルギーのひとも

カレーに混ぜて調理することで
食べることができます。


しかし、厚生労働省の
「アレルギー症状を引き起こす特定原材料
に準じる20品目」は、
『できる限り表示するよう推奨』
のものです。


企業側が果物以外のものなどで
完全に記載していない場合も
ありますので、食物アレルギーがあるひとは
十分に注意しましょう。

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